序盤30試合、首脳陣には「勝ち方」にこだわって欲しい。〜広輔、丸、下水流への雑感。
黒田が完封してくれたこともあり、不安要素だった救援陣で3連敗、という最悪の形は逃れました。
開幕前のシーズン予想で、先発はKJ、黒田、福井の3枚に、横山が加われば贅沢という話をしましたが、現状そんな感じですね。
岡田は想像以上に検討しましたし、あのストレートはやはり「信じることが出来る」ボールですね。
ただ、ウイニングショットがないので、今シーズン通しての活躍は全く期待出来ないこともわかりました。
変則日程云々もあり、個人的には岡田と中村の隔週登板でもいいのかな、と思ったりもします。
んで、案外楽観視してた救援陣が燃えに燃えまくって困ってるんですよね。
ただ、昨年と大きく違うのは、やはり中崎という絶対的とは言えないにしても、多少共通認識を持てる投手が9回にいること。
そしてその前を、あれだけ良い投手が投げていて、いざとなればここを入れ替えることも出来る。
問題は7回。
もとより仲尾次にここを、という気はありませんでしたし、あまり気落ちはしていませんが、中田、今村がちょっと不運な面もありつつ打たれています。
下から急遽永川を上げてきましたが、まあいづれにせよ同じことでしょうね。
結局中田か今村に任せるしかないんでしょうけど、別に1イニング1人である必要はないんですから。
じっくり時間をかけて、江草や久本、オスカルなどの左腕と、中田、今村という右腕を2人以上投入して逃げ切る。
いづれにしても、この状況は時間が解決してくれるものではありません。
首脳陣が「信頼」し、(もうそれは思い込みでもいいくらいです)任せ続けることで、良ければ形が出来ますし、悪ければその投手は起用できないという判断を下せます。
どっちに転ぶかわかんない、というのが一番困る訳ですから。
んで、こんな事を言う以上、決断して起用した投手が打たれても、僕は受け入れようと思う。
しかし昨日のリレーはさすがにまずかった。
イニング途中から抑えに行くほど難しいものもない。
違う投手が作った雰囲気をいきなり味わって投げるほど、投手にとって気持ち悪いものもない。
やるならやる。
信じて中田、今村らを使い続けるしかない。
さて、続いて野手陣。
意外にも早く打線が繋がり始めましたが、これは菊池のバッティングが大きいですね。
良くて2割6分くらいと吐き捨てた菊池が、オープン戦と打って変わって、待球から粘りの姿勢、そしてヒットエリアの拡大が実践されています。
数字についての言及は控えますが、この「誤算」は良い影響をもたらしていますね。
問題だった広輔も、おそらくここから復調するでしょう。(というのを昨日書くつもりでしたが)
昨日の1.2打席目は、完全に右肘が上がり、自ら「悪い壁」を作ってしまっていた広輔が、最終打席には素晴らしい肘の使い方になっていて驚きました。
開幕戦の大飛球が入らなかったのも、おそらく右肘の使い方と、ボール(は勝手な憶測ですが)の影響だと思います。
今日のタイムリーは、状態が上がるとライトフライになってしまいますが、そこは結果オーライ。
次に期待の反面、怖さもある丸。
元々引っ張り思考のある打者ではありますが、ちょっと今年は顕著過ぎます。
詳しい数字は見ていませんし、今日の打席も見ていませんが、セカンドゴロになっているボールとかは外角球を無理に引っ張ったものとかじゃないでしょうか。
あのスイング、あの体の使い方、フォームをスムーズに使えているので、ヒットコースはこれからどんどん広げていける可能性は持っていますが、そこに打撃コーチが気づけるだけの余裕があるか。
そこが心配です。
引っ張りにかかりすぎると、おそらくまた2割5分近くまで追い込まれてしまうでしょう。
それでもまだ、丸への評価は変わりません。
さて最後に下水流。
まあ「闘志なき者は去れ」と言わせてもらいます。
彼を置いておくなら、現在不在となっているロングリリーフの枠を増やすべきです。
これは絶対です。
まぐれは続きませんよ。
彼で1試合拾えても、2試合は拾えない。
それならば、間違いなくロングリリーフを1人、連れて来るべきです。
以上。